やりました。平成30年度の技術士二次試験,経営工学部門に合格しました。

経営工学部門の科目でいうと,数理・情報科目になります。技術士二次試験は平成31年度から大幅に変更となり,部門内の科目が統廃合されます。既に持っている情報工学部門においては,名称変更のみで,大きな科目の変更はないのですが,経営工学部門では,現在5つの科目が二つの科目に集約されます。その煽りを受け,経営工学部門の金融工学および数理情報は独立した科目としては存在が終了することになります。

このことから,平成30年の二次試験を,受かればラッキーという感じで願書を出すことにしたのが,昨年4月の半ば頃。受験料も一万四千円かかるので,全く何もしないのももったいない感じでしたが,まあ受けることにしました。

対策本は,平成29年の試験を受けようと思って入手しておいたのですが,結局平成29年度には出願せず。ようやく役に立つ時が来ました。対策本といっても,技術士の試験関連では,建設系の部門以外は受験者数が少ないこともあり,ほとんど対策本がありません。

唯一と言ってもいいのが,過去問の解答を記載している,新技術開発センターの本。これが実は高くて,一冊5千円もします。しかも,部門ごとなので関係ない科目の分までのっているため,過去3年分ほどしかありません。まあ,仕方がないのでしょう。

ちなみに,この対策本は情報工学部門を受けるときにも購入しました。この対策本のいいところというか,これを買ってよかった唯一の点は,解答養子に図を記述してもいいということがわかったこと。

情報処理試験では図を書くことはできませんが,技術士試験では図を書くことができます。どちらかというと論文という感じでしょうか?

最終的には試験対策本での勉強はあまりせず,ネットでのキーワード用語を確かめることに,時間を費やしました。技術士二次試験では,キーワード用語を説明せよという問題が,午後一に出るので,全く知らないキーワードに関しては手も足も出ません。なので,キーワードは幅広く覚えておく必要があります。

試験の時も結局,4問キーワード問題が出たのですが,わかったのが1問,多分こうじゃないかというのが1問,全くわからないのが2問ということで,前の二つを選択し,解答しました。あまり自信もありません。

午後2の問題は,課題解決対策を書くという問題で,2問中1問選択。これは,現在研究でも行なっているテキストマイニングの問題が出たので,こちらを選択。まあ,なんとか埋めることができました。ただ,試験が終わった後に思い返すと結構間違って記述していることが判明。多分ダメかもとこの時は思いました。

あまり自信もなかったのですが,10月の筆記試験の結果をみると,なんと通過。ここまでくれば是非合格したくなります。

情報工学部門の時に面接は受けているので,なんとなく面接の勘所はわかるので,経歴書に書いたことを中心に,自問自答で練習しておきます。

口頭試験は全体での高等試験最終日である,1月の最後の方の週。技術士試験ではおなじみのフォーラムエイトで行われました。予想したのとはちょっと違う感じの口頭試験でしたが,なんとか終了。

合格発表までが長いこと長いこと。3月8日には,朝イチで技術士会のページで確認できます。2chの評判通り,統計情報から公開されていたので,統計情報を見た瞬間,合格。

官報にも名前があることを確認し,部門追加の書類を出して終了。あとは登録書が届くのを待つだけです。