TOIECのテストの案内が来ました。JAISTでは年2回ほどTOEICテストを受けることができるようです。もちろん費用は無料。と言うか大学もち。普通に外部で受けると5000円以上かかるのでこれは非常にお得です。

ところで、授業でもよく出るのですが、人工知能はどこまで進むのか?自動翻訳は完成するのか?という話で、現在でも結構な精度で自動翻訳や音声認識はできるようになってきています。
近い将来にはグラスやマイクを装着すれば自動で翻訳した情報が見えたり聞こえたり、また喋ったりすることができるのかもしれません。

しかし、それで本当に完璧になるのかどうかがまだまださっぱりわかりません。完璧に翻訳ができるようになったとしてもやはり自分で喋れたほうが当然いいような気もします。というのも、英語を学ぶということはその言語だけではなく、英語自体の考え方文化などを学ぶことにほかならないからです。

日本語は述語が主体となる言語であり、主語を明確にしない。このことは日本人は個人主義ではなく集団主義ということが影響しているのかもしれません。ちなみに、自然言語処理をやっていると、そのあたりがだんだんとわかってくるような気もします。日本語の文法は本当に難しくて、機械で処理するのは結構面倒くさい。逆に言うと日本語を学んでいる外国人は、英語を学んでいる日本人よりよっぽどハードルが高いのかもしれませんね。

何はともあれ、ここ数年で飛躍的に翻訳技術が進歩するとも思えませんので英語の学習は継続的にやることに越したことはありません。というわけでTOEICテストありがたく受けさせてもらうことにします。