アイデアキラーになってはいけない

仕事をしているといろいろとアイデアが出てくると思います。小さなことから大きなことまで。大きなものになると事業計画レベルのものもあるのでしょうが、小さいものだと、例えば工場だと工程の改善とか、手順を変えるとかそういうこともアイデアとして浮かんできます。

日本のメーカの工場だとほぼどこでもQCサークルという活動があると思いますが、これは現場の作業員がライン工程の改善などを意識しながら作業を行い、作業手順などを変更することにより作業を効率化するという活動です。このQCサークル自体にも会社横断的な発表会などもあり、学会という感じで活動がされていたりします。

この際、アイデアですが、会社によっては一人年間何件などとノルマがあったりするのですが(当然報奨金もついたりする?)、こういうアイデアをすぐ試す場というのが非常に重要です。情報工学系だと、ライン工程の作業員がいわゆる知的ブルーカラーと呼ばれる人が多く、工場の作業員に比較するとそこそこ学歴が高かったりします。また、情報工学系のシステム開発ですと、いわゆる工場の作業と異なりそこそこ自由度が高く、仕様書レベルで全て書ききれないような開発スタイルになっています。

そういう人たちにも当然のようにアイデアを試すという場が必要なのですが、なかなか情報系だと難しい部分があったりするのが現状です。システムの場合、どうしても複雑にいろいろ絡み合っているので一箇所の変更が思わぬ不具合を産んだりする可能性がいあるので、簡単に試してみるというのができません。

本当にそうでしょうか?最近ですとテストツールやバージョン管理とか発展してきていることもあり簡単に試してみて、後で元に戻すとか色々なやり方はあります。また、不具合が発生するのではないかという思いがあり、なかなか新しいことを行うことに躊躇するひとが多いのもまた事実。特に人が多く絡むプロダクトだとなおさらでしょう。そうなれば、いつまでたっても古いものを使いつづけて、新しいアイデアを試すことができなくなったりします。

そういえば、先日聞いたポッドキャストでは、NASAのシステムだか何かは、未だに1960年代のすごく古いシステムを使っているとか。多分、置き換えることによる費用がメリットを超えないのでしょう。

アイデアを試す。これは非常に重要な事なので、簡単に試すことが実現できるような環境づくりが必要ですね