先日、縁があってソニーの女性エジソンと言われたSさんの講演を聞いてきました。
入社当時はまだ男女雇用機会均等法の前ということで結構苦労したそうです。

発明家らしく、エンジニアからの視点でのお話であり、どのようにビジネスを作るかという視点からのエンジニアリングという感じでした。さすがに、いろいろなところで講演をされているので非常に話がうまく面白い。引き込まれる感じであっという間の30分。
非常にためになりました。

現在では独立されて、新たなものを独自の観点から発明されている。女性の視点という部分で非常にアッと思うような作品を作られていました。まだまだ現役エンジニア。
彼女ももちろん技術士です。

余談ですが、ソニーには非常に優秀な発明をした人には報奨金がでるそうで、1000万の賞を2回とったと言われていました。これくらいの報奨金制度があるとかなりエンジニアにはやる気がでることでしょう。またそれによりいい人が集まってくるのは間違いない。
中途半端な資格取得報奨金や特許出願報酬なんかはやめて、これくらいのインパクトのある制度を作れば活気が出るのかもしれません。

技術士といえば生涯現役エンジニアであり続けることが重要なのかもしれません。エンジニアには常に最新技術について学習しつづつけなければいけません。
特に情報工学分野ですと10年1昔どころか、2、3年前で一昔前です。

ソフトウエアの実装技術しかり、データマイニングなど基礎技術にしかり、ものすごい勢いで進化し続けています。
現在、社会インフラなどだんだんと電子化されていき、ハードからソフトへの移行が進んでいるところです。(紙から電子ファイルというといいたとえでしょうか?)
この流れはまだまだ続いていくのは間違いありません。産業構造がハードからソフトへとシフトしていくにつれて、人々の職業形態も変わっていくでしょう。

それはさて置き、時代が先に進んでいくにつれて、人々の生活も多様化していくにつれて、サービスも多様化。そうなると何を作るかという発想力が非常に重要。エンジニアに求められるものは、技術だけではなさそうです。