昨日のこと青少年のための科学の祭典に参加してきました。

参加といっても、主催側の方で、神奈川技術士会で出店しているライントレースカーの実演のサポートをしました。ライントレースカーというのは、黒いラインに沿っておもちゃの自動車を自動で走らせるというもの。原理がわかってしまえばそれほど難しい仕組みではないのですが、初めて見たときには結構不思議な気がしました。

ライントレースカーといってもマイコンなどを組み込んで作成しているものではなく、純粋にフォトトランジスタ、LED、抵抗、トランジスタを組み合わせただけの簡単な回路。非常にシンプルです。

フォトトランジスタが地面に反射したLEDの光を検知し電流をONOFFするというだけの回路なので、非常にわかりやすくなっています。高校生でも理解できるでしょう。これくらいシンプルだと夏休みの工作にちょうどいいかも。
ただし、値段が結構かかるのが難点。モーターとギアだけで1000円近くするので、どうしても2000円はかかってしまいます。

1個500円を切らないと子供達に配るのはちょっと無理なので、どうにかこうにかして価格を下げる努力が必要です。まあ、これは気長に改良しつつやるかな。

科学の祭典の方ですが、来場者が結構多く、小学生低学年の子供がほとんどでしたが、これほどまでに科学に興味がある子供がいることや、目を爛々と輝かせて説明を聞いてくれたりしてくれると、まあ、技術士冥利に尽きます。

子供達は想定していること以外の行動をとることがままあるのでこちらとしては非常に勉強になります。そういう機械を通じて自分も成長ていくのだなと改めて感じる次第です