IoTというと最近のバズワードになっていますが、実はずいぶん前からある観念だったりします。

例えばコマツ、こちらはまさにIoTの先駆者と言っても過言ではありません。自社の製品にGPS装置やセンサーを取り付け、製品の状態を集中管理し、また、データを分析することによりより良いサービスを提供する。このIoTという言葉が流行りだすずいぶん前から行っていたかと記憶します。

最近のバズワードは、キーワードが一人歩きする部分も多く、IoTなんかは実は10年以上前にバズワードとなっていたユビキタスなんて言葉と意味合い的には同じだったりするのではないでしょうか?

あと、IoTというとどちらかというと組込み系のシステムなんかを思い浮かべたりしますが、実はIoTにはいろいろな分野が関わっており、例えばセキュリティなんかはWebなんかよりもだいぶ遅れている感もあり、今後のキーワードになっていくでしょう。
また、IoTとビッグデータは切っても切れない関係ですので、この部分においても、人工知能が活躍する場となっていたりします。
さらに、ビッグデータを溜め込む基盤としてのクラウド、そろそろ自社でサーバを持たないIT系のサービサーも増えてきたことかと思います。クラウドのメリットはまさにハードとソフトウエアの分離。
クラウドになる前は、ハードウエアの制約によりソフトウエア構成を変更したりしなければならなかったのですが、クラウド時代には、そのような部分は全てクラウド側で吸収してくれているので、ソフトウエア開発者はビジネスロジックに集中できるというメリットがあります。

このように、他の技術キーワードと密接き絡み合うIoTですが、このような社会になった際には、我々の働き方も当然のように変わってくるでしょう。まさに、なくなる職業は増えてくることかと思います。
それに合わせた自分の将来像を描いていくことがエンジニアに求められることではないでしょうか?